「マザー出版」立ち上げのきっかけ
「後悔のない人生をおくってほしいという思い」
素晴らしい知恵者の方々の「念い」を一つのカタチにして、たくさん方々へ届けたい。そのためには、出版事業を通じてというカタチが一番いいのではないかと考え出版社を設立いたしました。
もともと、ビジネスの「ビ」もまともに知らない時期から、離婚し子供を抱えて起業。多くの遠回りと失敗を経験し、さらに多くの借金。それが、たくさんの方々からの助言のおかげで、自宅のキッチン横でパソコン一台から始めた事業は、年商数億を売り上げる会社に成長させていただきました。
プリンタ一台でコピー事業をスタートさせ、その後デジタル印刷数台、コンピューター断裁機、製本機器などを取りいれて、いち早くオンデマンド製本に取り組ませていただき、一時期はその分野でかなりの印刷シェアをいただくまでに。
そして、印刷、製本に関することは自社でもある程度できるようになったのもあり、そろそろ次の展開へいく時期かなと思ったのです。
2004年、私が起業した時は、パソコンが一家に一台になるころ。今は、スマートフォンが一人に一台。いいえ、一人に数台という時代で、ドローン、VR と地上からますます離れていっています。個性が重要視され、それぞれがそれぞれの世界観で生きる時代になり、ワンクリックで解決できない物事に関しては、苦手意識をもち、体感し考えるというのが薄れてきているのではとも感じています。
私があえてここで出版社を立ち上げるというと、無謀に見える方々も多いかと思いますが、さまざまな知恵者の方のお力を借りて、人から人へ受け渡してもらえるうよう本というカタチに仕上げさせていだき、ご縁から本というバトンを受け取った方々が、本をゆっくり読むという時間を通じて、今一度立ち止まって熟考していただいて後悔のない人生を送ってほしいという思いが強くあるからなのです。
ですから、マザー出版から出版させていただくものは、編集長の井後が厳選させていただいた方となりますので、数は多く出版できないですが、出版を通して、著者の方の世界観を体験してもらえるようなイベントも考案していきたいと思っています。
マザー出版 代表 井後史子